ハコモノ、鉄モノ行政の難点を考察するページ

子供たちの未来より、コンクリートと鉄へ…(涙)
「 よみがえる、三丁目劇場

2015年7月14日。読売新聞さまのWeb刊 “ 岡山市民会館 移転先絞らず ” を眺めて呆れるとともに、この街の甚大な、積年の有識者会議のサンクコストを憂いておりました。

岡山市で言う、有識者と呼び合う方々の大半は、地域誘致の利害得失。利益誘導者であり、肝心要の顧客の視点を持ちあわせていないようなので、未来志向の結論を期待することは難しい。と、2015年7月16日。山陽新聞社さまのWeb刊に、驚愕…(汗)。


もっとも何に驚いたのかって? 記事中『準備組合は、市の新市民会館部分の取得費を165億円と提案しているが、市は「総事業費は未定」としている』、この部分。

新岡山市民会館の用地買収に公金165億円が費やされ、しかも総事業費は未定の段階で、なぜに新市民会館の移転先が千日前地区に決定されてしまうのか!?

 新国立競技場もビックリ唖然の理不尽事業 !!

岡山市の財政が潤沢で、お金が有り余っているのなら、穴を掘って埋めるだけの公共投資はアリかも知れないけれど、全国学力テスの順位がズルズル降下してゆく岡山の子供たちへの教育投資こそ最重要課題で、これ以上のムダ使いは許されません。


そもそも、新岡山市民会館は、誰のため?

それは言わずもがな、市民会館というパブリックスペースを将来的に利活用する人々のため。それなのに岡山市長のメルマガを拝読して、これまた、唖然。

岡山市長メールマガジン「伝説のおかやまの挑戦」
(51) 7月17日号 【新たな文化・芸術施設をどこに】 ------ 引用ここから
〜 いただいたご意見は、どれも的を得ているもので1つに収れんするのは難しく、非常に悩みましたが、最終的には以下の3点の理由から、千日前地区を整備予定地と決定しました。(1、2については天神町地区と千日前地区、表町三丁目地区との間での比較)

1 岡山市中心市街地のまちづくりの視点から、表町エリアでの新たな賑わいの創出や回遊性の向上、さらには周辺への波及効果が期待できること。
2 敷地にゆとりがあり、新しい文化芸術施設に求められる機能の導入が見込めること。
3 千日前地区と表町三丁目地区は再開発で事業を進めることとなるが、現時点での権利者の同意率が千日前地区は83%、表町三丁目地区は43%と、千日前地区の方が事業の早期実現性が高いと考えられること。
岡山市長メールマガジン「伝説のおかやまの挑戦」
(51) 7月17日号 【新たな文化・芸術施設をどこに】 ------ 引用ここまで

と、いうように、千日前地区を選定した理由の筆頭はオラが村さの都合であり、2つ目、3つ目の理由をみても、どこにも「顧客の視点」は存在していない。そもそも遠方から集客し、街の賑わいを演出し、その後の回遊に期待の持てる、中四国エリアで最強の新岡山市民会館を構想するとき、真っ先に論じなければならないのは、来館者の利便性

顧客の視点を持たない(=おもてなしの心の存在しない)ハコモノは、例えば倉敷チボリ公園、或いは岡山テルサなど、公金をもって闇に葬られるのが一般的。究極のところ、岡山の県民・市民と、次の世代がツケ払いを強要されることになりましょう。

やはり、遠すぎる。せっかくの来訪者さまに、JR岡山駅から歩いて行けますよ! とは口が裂けても言えない距離。あまりに、遠い…。新・岡山市民会館の建設候補地、千日前地区を視察。岡山市は公金大枚はたいて丸田さんのために用地を買収してはならない...

Posted by 菅野 敦也 on 2015年7月18日



流行る劇場、人々が押し寄せるホールの条件

これまた言わずもがな、ツアートラックが搬入口に直づけできるとか、搬入搬出口にステージ直通の大型エレベーターが設置されてるなど、イベント会場は、イベンター、プロモーターのリクエスト(要求事項)にしっかり応えられる設備を有していることを前提に、魅力あるステージに駆けつける人々の大勢が求めることは、イベント会場へのアクセス

例えば、JR舞浜駅直結のTDRに、劇団四季さんの各劇場。無論、場所がよいからといってコンテンツは希薄、杜撰な経営により破綻したJR倉敷駅前に存在した倉敷チボリ公園を反面教師としながら、新岡山市民会館の移転先を考えなくてはなりません。収益を生む施設は後世の人々にとって貴重な資産となる一方で、累損を重ねるハコモノや鉄モノは、未来の人たちを苦しめる、年を追うごとに有利子負債を膨らませる負の遺産になるわけです。

そもそも岡山市には、岡山シンフォニーホールという超豪華な施設があるので、実際に市民会館が必要不可欠かどうかを見極めた上で再度、建設予定地を選定しなくてはいけません。2006年に岡山へ移住してきた よそ者の菅野が、この街の悉く失敗するハコモノ、鉄モノ行政において常々挙げているのは「顧客の視点の大切さ」であり、顧客視点の欠如については岡山市の首長でいらっしゃる大森市長様のメルマガでも、露わに確認されました。

大森市長様には、君子豹変。掌返しの英断に期待いたします!

新しい岡山市民会館は、どうしても必要だ。それが岡山県民・市民の総意だとするなら、わたくし菅野はカルチャーゾーン、後楽館 中・高跡地をサポートしたい。

新・岡山市民会館は、9割がた「後楽館 中・高跡地」になるものと推定的に断定する私。地方紙が報ずるように、千日前地区の選定には2016年5月を時限とする全地権者100%の同意が条件づけられており、未達時は、岡山市の市有地である「後楽館 中...

Posted by 菅野 敦也 on 2015年7月17日


そのときのキラーキャッチは、

新幹線全車停車。JR岡山駅から徒歩15分!

EVミニバス(提案段階)約5分。徒歩0分 !!

例えば岡山に暮らす私が、神戸や広島、大阪、京都など比較的至近のイベント会場に出向こうとするとき、施設のサイズや豪華さはさておき、主要駅からどれくらいで辿り着けるのか? そこに着目。主要駅から歩けることは、巨大なコアコンピタンスなのです。

街の賑わいを創出し、岡山を元気づけ、地方創生の大競争に負けない街をつくる。そのために新しい岡山市民会館は、どうしても必要だ。それが岡山県民・市民の総意だとするなら、わたくし菅野はカルチャーゾーン、後楽館 中・高跡地をサポートいたします。


すべては岡山の未来が健やかであるために!